総合日本語3B_教育実習 第五回
2019/11/12(火)
【授業内容】
12:15 グループに分けて座ってもらった。
12:19 クイズの答えを一緒に確認した。
12:25 中間テストについて説明した。
12:30 文体のスタイル(話し言葉vs書き言葉;カジュアルvs
フォーマル)について説明した。
12:38 テキスト第3課p32のモデル会話を先生とTAが読んで
聞かせた。そして、p33の言葉の意味を一緒に確認した。
12:53 p33の内容に言葉を入れてグループで会話を練習してもらった。
13:04 p38の作文ルールについて、接続語を説明した。
13:10 p34の中心文と支持文について説明した。
13:12 中心文と支持文を使ってグループで練習してもらった。
13:27 レベル4の作文の例を見せた。
【気づき】
・接続語を使って話すのは、物事を順番に述べなくても大丈夫なのか?
今週は接続語を使って話す練習を受講生にしてもらった。みんなほとんど「まず」、「次に」、「それから」、「最後」を使って話すことができている。ただ、接続語を使うことができたが、物事を順番に述べていないことも見られた。例えば、留学の準備についての話をした。まず、大使館に行ってビザを申請した。次に、学校を調べた。それから、先生について調べた。最後、試験を受けた。学校と先生をまだ選んでいない場合、先に大使館に行ってビザを申請するのは事実的に少し通じないではないかと思う。接続語を使っているが、実はなぜ接続語を使うのか、接続語がどのような機能を持っているのか(物事の前関係など)について、まだはっきりしていないかもしれない。
総合日本語3B_教育実習 第四回
2019/11/07木曜日
【授業内容】
12:20 受講生の名前を呼んで出席を取った。
12:21 今日の授業の流れについて説明した。まず、先生のチェック
を確認する。次に、グループで普通体で音読する。最後、
原稿用紙で書き直す。
12:24 アウトラインに注意して作文を書くことについて説明した。
12:27 先生のチェックを確認してもらった。
12:32 受講生の作文用紙に書いてある番号①~⑤に従って受講生
をグループに分けた。同じ番号が書かれている人は同じ
グループに入ってもらった。
12:34 グループで互いに音読してコメントしてもらった。
12:47 原稿用紙の使い方について説明した。
12:56 受講生に原稿用紙を使って書き直してもらった。
13:28 今回の宿題からいい作文を二つ選んで紹介した。
13:30 来週の授業の前に、テキストにある難しい言葉、わから
ない言葉を調べておいてメモを取るというように指示した。
【気づき】
・書き言葉、普通体について、まだ身につけていない受講生がいる。
ます体を普通体にすると、「名詞+です」⇒「名詞+だ」、「動詞ます体」⇒「動詞辞書形」、というのはできているが、「い形容詞+です」⇒「い形容詞」というのはわからない。(「い形容詞+だ」になるという考えがある)やはります体を普通体にするルールがきちんと理解できていないかもしれないと思う。また、普通体にするのはどのようなことなのかがなんとなくわかったが、書き言葉とは何かについてまだはっきりしていない。例えば、普通体にするのは文末表現を変えるということだ、というように理解できる。しかし、書き言葉を使うのは、同じ意味を表すが、言葉を変えるということである。そのため、どのような言葉が話し言葉なのか、どのような言葉が書き言葉なのか、区別できないといけない。書き言葉と話し言葉についてもう一度説明したほうがいいと思う。
もう一つ説明しておいたほうがいいと思うポイントは、文章を書く時に、敬語表現を使わないということである。「てください」を使った作文があるので、話す時によく使われる敬語表現は、文章を書く時にどのように書くべきなのかを説明する必要があると思う。
総合日本語3B_教育実習 第三回
2019/10/28火曜日
【授業内容】
12:15 三人グループに分けられ、宿題を返した。
12:22 敬語表現に関する資料を配って宿題として提出すると指示した。
12:25 宿題を確認してわからないところを先生に聞いてもらった。
受講生全員に「honorific」、「humble」(尊敬、謙虚)
について説明した。
12:32 TAがおすすめの場所を話した。グループでテキストp19の会話を
読んでもらった。
12:38 テキストp19の内容を受講生全員に話してもらって確認した。
12:41 テキストp26-27の書き言葉について説明した。
13:00 テキストp28の練習2を先生が読んで聞かせた。
13:02 予備活動として、今日の昼ごはんは何か、疲れた時に癒しの
場所はどこかについて受講生に聞いて答えてもらった。
13:07 テキストp20の内容で、「昼ごはん」、「おすすめの場所」、
「小確幸」から一つ選んでグループで話し合ってもらった。
13:15 テキストp22①を参考してアウトラインでもう一回グループで
話し合ってもらった。テキストp22②を三人でそれぞれ読んで
もらい、そして、自分が好きなランチを「名前、説明、理由」
という順で話し合ってもらった。
13:28 テキストp22②で「ます体」⇒「普通体」という練習をグループ
でやってもらった。
【気づき】
・国籍によってグループに分けられた練習の効果は?
今週は出身地が違う人を三人グループに分けて会話練習をやってもらった。観察の結果では、前の練習と比べると、出身地がそれぞれ違って日本語や英語しか通じないので、受講生は比較的に積極的に日本語を使って話し合っていました。それに、出身地が違う人と話すのは楽しそうに見えた。前に友達と一緒に練習していた時に、静かに辞書を調べたりした人も、積極的に会話練習に参加していた。英語が話せる人が多いので、時々英語で話し合っていたことがあるが、英語と日本語を混ぜて話していたことも見られた。やはり知っている語彙がまだ少なくて言いたいことを全部日本語で伝えるのは難しいので、英語と日本語を混ぜて使うということになった。
・グループ練習の後、練習したものを発表させる?
毎週のテーマとなる会話(例えば、今週は「私のおすすめ」)の練習をした後、全員に発表してもらう時間が取れないかもしれないが、グループから一人を選んで練習したものを発表してもらうのもいい練習になると考える。人の前に発表するのはグループで話すこととは違うので、まとまって話す必要がある。そのため、アウトラインで話す練習になると考える。また、発表する可能性があるという前提で、グループで練習する時に、きちんと日本語で練習しなければならないので、できるだけ日本語で話すことを促すと考える。
総合日本語3B_教育実習 第二回
2019/10/15火曜日
【授業内容】
12:15 先週の宿題を返した。名札を配った。
12:20 作文①のチェックについて説明した。
12:25 作文①に1~5のレベルをつけてセルフチェックしてもらった。
12:31 作文を添削するマークについて説明した。
12:37 自分の作文を読んでチェックしてもらった。
12:42 先生のチェックを見てわからないところがあるかどうか
確認してもらった。
12:47 ペアで作文を音読してもらった。読んでから互いにコメント
してもらった。(わからない言葉、面白いところなど)
13:00 作文テキスト15~16ページの普通体の練習をしてもらった。
13:06 作文で使われる普通体について説明した。先生が「です・ます体」
を言って受講生が対応している「普通体」を言ってもらう
練習を行った。
13:15 作文テキスト17ページの例文で「普通体」をペアで練習してもらった。
例文で練習してから、自分の作文も「普通体」で読んでもらった。
13:23 先週の宿題での良い作文を二つ紹介した。
13:25 筆ペンの使い方について紹介した。
【気づき】
・普通体の説明について、文が終わらない時に述語の変化も教えたほうがいい?
今週の授業で、文末表現の普通体が教えられた。しかし、作文する時に、文末だけでなく、文が終わらないところでも述語の変化に注意すべきだと考える。例えば、薬を飲んで、早く寝ましたという文がある。作文の時に、薬を飲み、早く寝た。「飲んで」は「飲み」になっている。
・毎週の授業の前にテキストにある言葉の読み方を調べておいてもらうのか?
授業で、ペアで音読する練習をしてもらう時に、練習の時間よりわからない言葉の読み方などを辞書で調べる時間のほうが長いことが見られた。毎回、音読する練習が多いため、事前にテキストの言葉を調べておいたほうが時間的に効率だと考える。
総合日本語3B_教育実習 第一回
2019/10/08 火曜日
【授業内容】
12:18 受講生の名前を呼んで確認した
12:21 今日の授業内容について説明した
12:22 (教科書L17のSD7~10の練習を始めた)
SD8、9の練習をしていた
12:34 SD9で復習した文法について、Q&Aの形でペアで練習をしていた
12:38 SD10の練習をしていた
12:41 今日の宿題について説明した
12:43 作文テキストの使い方について説明した
12:46 作文テキストの活動1に入った
12:49 先生とTAがモデル会話を演じて受講生に見せた
12:55 作文テキスト9ページの会話を受講生にペアで練習してもらった
13:00 作文テキスト10ページで受講生自分で書いた答えを使って
会話練習をしてもらった
13:06 作文テキスト11ページの内容を先生がゆっくり読んで聞かせた
13:09 作文テキスト11ページの質問-応答を先生とTAが演じて受講生に見せた
13:15 作文テキスト13ページの内容を参考してアウトラインを使って
話してみてもらった
13:19 TAが自分の「私を表す漢字」を話した
13:22 レベル相談が必要な人に教室に出てもらった
13:23 「私を表す漢字」について受講生に話し合ってもらった
【気づき】
・作文テキストを先に配ったことを忘れてしまった。
先生が作文テキストの使い方について説明したかった時に、受講生はまだテキストを持っていないことに気づいた。その後、すぐにテキストを配ったが、やはり少し時間がかかった。それに、もし早くテキストを配ったなら、テキストを少し読んでから先生の説明を聞いたほうが理解しやすいかもしれない。授業の事前準備が足りないことについて反省した。
・受講生のサイン表は毎回必要なのか?全部集めてサインする?
授業の最後に、受講生のサイン表で混乱になったため、会話練習の時間を取れなかった。受講生のサイン表は毎回必要であれば、全部集めてからサインしたほうが時間的に節約できると考える。それに、サインが既に済んだ人の確認も行いやすい。
・ペアで会話練習を知らない人とやったほうがいい?
ペアで会話練習をしていた時に、そもそも知っている人と練習すれば、日本語で表現できない場合はすぐに母語で言ってしまったことが見られた。会話練習をより効果的に行うために、毎回違う人と練習したほうがいいと考える。
・会話練習の時に、受講生からの質問の中、説明する価値があるものを集めてみんなに説明するか?
「やさしい」と「簡単」の使い分けについて会話練習の時に質問が出てきた。その場で自分の理解で受講生に説明した。このような疑問は他の受講生でも持っているはずなので、会話練習の後に少し時間を取ってみんなに説明したほうがいいではないかと考える。