総合日本語3B_教育実習 第六回

2019/11/19火曜日

 

【授業内容】

12:15 敬語の練習とスキット評価を返却して、敬語の練習について説明した。

   (お+ます形+になる、お+ます形+する。例:お話しになります、

    お話します、お知らせします)

12:38 敬語チェックをやってもらった。

12:45 敬語チェックの答えを一緒に確認した。

12:48 L20のSD8、9を練習してもらった。

   ・するときvsしたとき 

   「私の国・家で風邪をひいた/ひく/ひきそうな時、何を食べる/飲むか」、

    グループで互いに聞いてもらった。その後、受講生みんな一緒に

    シェアしてもらった。

   ・かもしれない

    イラストの一部を見せて「かもしれない」を使ってグループで練習

    してもらった。

   (サングラスをかけている人はどのような人?何をしているか?)

    さらに、イラストの他の部分を見せた(動物病院)。

13:05 「来る/来た+かもしれない」→「V./い-形容詞/な-形容詞/N.+

    かもしれない」の語形変化の練習をやってもらった。

    △人名+の+かもしれない

13:09 接続語をもう一度説明した。

13:13 中心文と支持文について自分でチェックしてもらった。

   ・順番

    接続語で繋がっている文はある順番に従って書くべきである。

   (時間順など)

   ・支持文

    →わかりやすいか?詳しいか?

     ⇒例えば、~。/なぜなら、~からだ。

13:28 宿題(作文)について説明した。(原稿用紙の書き方で書く)

 

【気づき】 

・支持文として何を書くべきかがわからない。

 先週の宿題として「留学の準備」に関して接続語を使って中心文と支持文を書いてもらった。中心文はほとんど教科書の表現をそのまま使ったので、大した問題がない。しかし、支持文について、自分の感想などを書いたことが見られた。例えば、「まず、日本語試験を受ける」という中心文の支持文として、「とても難しかった」というような文を書いた。このように、自分の感想を述べるだけで支持文にならない。支持文は、文字通りに、中心文をサポートする文である。支持文では、自分の感想ではなく、理由や具体例を示して中心文で書いた意見や考えを詳しく説明するべきである。今週の授業で、順番と支持文について自分でチェックしてもらったので、次の授業でしっかりした支持文を書いたかどうかを確認する。

 

・語彙力が足りない。

 言いたいことを簡単な言葉で表現することができない問題がある。作文を書く時に、わからない表現があれば、たぶん母語で辞書を調べた結果をそのまま使ったと思う。その結果、「試験の前に不眠不休で勉強した」、「かろうじて合格した」、「必要な資料をすべて追跡するのは難しい」といったような表現が現れた。そのような表現はすべて間違っているのではないが、少しわかりやすい言い方があるのではないかと思う。また、その表現の意味を本当に理解して使っているかにも疑問を思っている。もし文脈を変えれば、その表現を使えるかどうかがわからないかもしれない。なので、難しい言葉を使ってその意味を理解できるかどうかがわからないということより、わかりやすい言葉を使ってまた似ている文章を書く時に繰り返し使えるということのほうが有益ではないかと思う。例えば、「試験の前に不眠不休で勉強した」という文は、「試験の前に全然休んでおらずに、一生懸命勉強していた」にする。